日本語化パッチを作成するに当たって必要なものについてをまとめた。
最低限必要なのはリソースエディタ、バイナリエディタ、パッチ作成ソフト。
ソフトウェアのメニューやダイアログ、文字列など(総じてリソース)を編集するソフトです。 これがなければ始まりません。
最もメジャーなリソースエディタです。フリーです。 ほとんどこのソフトだけで日本語化できます。 バッチ処理も可能です。 一部のリソースが編集できなかったりするのが残念。
Resource Hacker で編集できないリソースはこれで。シェアソフト。
最近、有志の方が日本語向けに改良したリソースエディタです。 日本語化工房-KUP さんのところで代理公開されています。
検索/抽出機能が強力でパッチ作成機能も付いてたりします。 リソースを res 形式で書き出せたりと便利です。 シェアソフトでちょっと高いんですが私的にお気に入り。
いろいろありますが、とりあえず大抵のことは Resource Hacker で十分です。 ただし、これでは書き換えられないものもあるので他にもう一つ用意しておきましょう。
ソースエディタでは編集できない文字列などを編集するツールです。 この類のソフトはいっぱいあるのでお好みのソフトで構わないと思います。
定番バイナリエディタです。 とりあえずこれをインストールしておけばまず間違いはありません。
低機能バイナリエジタなんだそうですが結構良い感じです。
これもなかなか。非常に軽いです。
コンセプトはテキストを書けるバイナリエディタだそうです。 私はちょっと特殊なファイルを弄るのに使ってます。
元のファイルと日本語化したファイルの差分をとってパッチを作成するツールです。 どれを使ってもいいんですが私としては udm を推しておきます。
言わずとしれた差分ファイル作成ツールです。 パッチのサイズも小さく仕上がります。 複数ファイルの差分ファイルを作成を行う際にはちょっと操作が煩雑になります。
X-WORKS.org のパッチはほぼ全てこれで作成してます。 差分の適用先を指定できたり、フォルダでまとめて差分がとれたり、プロジェクトとして差分の作成設定を保存できたりと使い勝手がとても良いです。 WDiffと比較しての弱点といえばパッチのサイズが少々大きくなることぐらいでしょうか。
海外のパッチ作成ツールです。 私は使ってないのでよくわからないんですが結構使用者がいるみたいです。
パッカー(Packer)は実行ファイルを圧縮するツール、アンパッカー(UnPacker)は圧縮を解除するツールです。 実行ファイルが圧縮されている場合は UnPacker で解除する必要があります。
これは Packer ではなく Packer の検出ソフトです。 どの Packer で圧縮されているのかを調べることができます。
オープンソースでフリーの Packer なので幅広く使用されています。 コマンドラインが苦手な方は UPX 日本語frontend を使うと良いでしょう。 UPXは 圧縮/圧縮解除が相互に行えます…
というよりも大抵の Packer は圧縮したら解除できないようになってます。
これは Packer が圧縮よりも実行ファイルのコードの保護を目的にしているためです。圧縮を解除する UnPacker は有志で作成されているのが常です。ですから PEiD で Packer を調べて対応している UnPacker を探すことになります。
探す場所としては Programmer's tools 辺りがオススメです。
ただし対応する UnPacker がなかったりもします。そうなると自力で解除しなければなりません。 すごく簡単にまとめて書くと OEP を探してダンプして IAT を再構築するんですが面倒です。 素直に諦めるのが正しいかと。
リソース(.rc)をコンパイルするソフトウェア。 バッチ(Batch)処理を行いたい時には必須です。
Borland C++ Compiler 5.5 または Turbo C++ の中に入っているリソースコンパイラを使います。 ダウンロードには登録が必要だったりしますが、簡単なモノですから登録して入手しましょう。
.NET リソースのコンパイル, 逆コンパイルを行うコマンドラインツール。 Windows SDK か .NET Framework SDK あたりに付いている。
普通にテキストエディタです。.rc を編集する時や言語ファイルを翻訳するときなどに使用します。 機能としては最低でも強調表示と正規表現による検索/置換ぐらいは欲しいところです。 各自のお好みのエディタをどうぞ。
こういったテキストエディタの中では最高クラスの機能が搭載されていると思います。 シェアですが毎日のように使うエディタとしては安い値段ではないかと。 私はこれを使ってます。
機能面では EmEditor と甲乙が付けがたいものがあります。 気になる方は両ソフトとも試用期間があるので使い比べてみると良いと思います。
シェアだと躊躇する方もいられると思うのでフリーで強調表示+正規表現があってオススメできるものも書いておきます。
プログラムをデバッグするためのツールです。
ちょっと高度なことがしたい時にはこれを使用します。 改変チェック解除とかフォントを変えたりとか。
フリーというのが驚きの非常に高性能なデバッガです。 導入時には日本語化も導入しておきましょう。同梱されているプラグインの導入は必須です。 またこの日本語化を配布しているサイトのコンテンツは、このソフトを使う上でかなり参考になるので興味がある方は読んでみると良いと思います。 名前がアレなんで避けてしまう方もいそうですが、スペシャルねこまんま57号もオススメです。
バージョンアップ時にどこが変更されたのかを把握するのに使用します。
定番ソフト。 オープンソースでフリーです。 ファイルの比較だけでなくフォルダの比較、マージも可能です。 一度に比較できる数は通常版は二つまで実験版は三つまでとなっています。
ファイルの比較ツールです。 マージはできませんがすっきりした見た目で見やすいほか、一度に三つ以上のファイルの比較が可能です。
Rekisaのフォルダ版といったところのツールです。 Rekisaとの連動が可能でこれも一度に三つ以上のフォルダの比較が可能です。
ファイルのハッシュを算出するツールです。 ハッシュというのはファイルの内容から算出される固有値の事です。 全く同じファイルであれば同じ値になりますし、ほんの少しでも異なれば違う値になります。 頻繁に更新されるソフトウェアの中にはバージョンが同じなのにファイルが異なり、ファイルサイズ等だけでは判別が難しいこともあったりしますが、これを使えばすぐにわかります。
バイナリレベルでの相違を見ることができます。 コマンドプロンプトの fc /b * * って感じです。 結構重宝してるんですが日本語化ではあまり使う場面はないかもしれません。
UNIX 系のツールですけど Windows ネイティブのモノもあります。 Cygwin 使う手も。
IME は Input Method Editor の略です。 MS の IME(MS-IME) を指しているわけではありません。 日本語入力のためのフロントエンドプロセッサ(FEP)プログラムを指しています。
ほか、使えそうなモノ。
インストーラーの展開に使えます。 インストーラーが嫌いな人向け。
.NET アプリケーションからリソースを抽出するツール。
私は上記のソフトでも展開できないインストーラーの展開と危なそうな操作の検証をやってます。 用意しておくとなにかと便利です。